国連安保理に関して
安保理の役割
安保理は,今日の国際社会において唯一の包括的・普遍的な組織である国連の中で,
国際の平和と安全の維持につき主要な責任を有しています(国連憲章第24条1項)。国連憲章上の主な権限は,
紛争当事者に対して,紛争を平和的手段によって解決するよう要請したり適当と認める解決条件を勧告したりする事,
紛争による事態の悪化を防ぐため必要または望ましい暫定措置に従うよう当事者に要請する事,
平和に対する脅威,平和の破壊又は侵略行為の存在を決定し,平和と安全の維持と回復の為に勧告を行う事,
経済制裁等の非軍事的強制措置及び軍事的強制措置を決定する事。などです。
安保理の具体的活動は,特に冷戦の終結以降,(1)国連平和維持活動(PKO)の設立,(2)多国籍軍の承認、
(3)テロ対策,不拡散に関する措置の促進,(4)制裁措置の決定等多岐にわたっている。
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機能しない安保理に意味があるのか❕?
国際連盟
国連安保理は,対ロ批判を論議しても最終的には常任理事国のロシアと中国が拒否権を行使,具体的には何もできず。
全く意味を成さないのが実状である❕ 北朝鮮ミサイルにダンマリの中国共産党は,アメリカを批判し,北朝鮮を擁護する。
ロシア・北朝鮮側の中国,この三国を国連から排除できないのか❕?でなければ国連安保理が機能しないのは当然だ❕
北朝鮮が相次いで弾道ミサイルを発射したことについて,国連の安全保障理事会は,対応を協議する緊急会合を開く。
会合に先立ち,アメリカや日本などが共同で声明を発表し「安保理決議に違反し国際社会の平和と安全を脅かすものだ」として
北朝鮮を非難した。
北朝鮮は今年に入って4回,合わせて6発のミサイルを日本海に向けて発射。その後もミサイル発射が続く。
それぞれ「極超音速ミサイル」や「戦術誘導弾」の発射だったと発表。
国連安保理は20日,アメリカやイギリス,フランスなどの要請に基づいて,一連の発射への対応を協議する緊急会合を開いた。
しかし,議論しても拒否権によって,結果が出ないのであれば,安保理の意味がなかろう。
国連の不祥事
国連平和活動中の性暴力や性的搾取は,1990年代からメディアで大きく取り上げられる様に成り,国連も問題を認識しているが、
対策は全く追いついていない。
例えば,2014年頃、中央アフリカ共和国に派遣されたフランスとマリのPKO要員が,9歳から15歳の男児に食料と引き替えに
性的虐待を行うという事件が発生したが,国連は事件発覚後,1年近くもこの問題を放置。
被害者の救済に動かなかった事が第三者委員会の調査で明らかに成っている。
事件を起こした国連要員に対する法的説明責任をどう担保するか,課題と成っている。
こうした事件の影響は非常に大きい。国連から助けに来てくれた筈が,この様な目に遭う被害者への影響は甚大で,
国連の信頼にも関わる。
一方で,例えば国連が戦争を止める為にすぐに出来る事は限られているが,起きた事件に対してきちんと対応する事は、
一つ一つのステップを踏めば出来るんじゃないかと思う。
国連は今までは,この問題は自分達の問題ではないという立場を取ってきたが,全く知らない訳ではない。
少なくとも2005年までは,国連には訴追権がないから何も出来ないと主張してきた。私はそこが一番問題だと思う。
罪を犯した国連平和活動要員の訴追は,派遣した国がしなければ成らないとしても,
訴追させるように最大の努力をするのが国連の責任ではないのか。国連は加盟国から警察や軍隊を送ってもらっている立場上、
加盟国への遠慮があるだろうが,送られてくる人のチェックとか,国との訴追に関する合意のモニターなどをしないと
この様な問題は収まらないと思う。
少女買春が横行する国際支援の闇「国連支援隊員が6万人レイプ。小児性愛者3,300人雇用」
2010年のハイチ大地震で派遣されたイギリスの国際NGO(非政府活動)オックスファムの支援隊員が少女買春に関わっていた疑惑。
オックスファムでは90カ国以上で5,000人の職員と2万3,000人のボランティアが働いている。
2010年,ハイチ大地震で10万~16万人死亡,数百万人がホームレスに。オックスファムが支援隊員を派遣
2011年,ハイチに派遣された支援隊員数人がオックスファムの施設内で買春したり,いじめや脅迫を行ったりしていたとの疑惑が浮上。
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