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シリア問題記載
現在も内戦が続き,深刻な問題の1つとして取り上げられているのがシリア内戦である。
2011年に端を発し,現時点(2022年11月)で約11年にも及ぶ内戦のシリアでは多くの難民が生まれ、
今も支援の必要がある人で溢れている。
・安全な水がなく住まいが衛生的な環境でない
・学校に通うことができない
・大人からの暴力
長引く紛争で一番の犠牲となるのが子どもだ。危険な母国を逃れ,難民として生活をする子共達には、
このような問題が起きている。
シリア内戦のきっかけはアラブの春と言われていますが,アラブの春の火種となったのがジャスミン革命という
民主化運動です。これは2010年12月にチュニジアで起こっており,その波が中東諸国へ波及した訳である。
この民主化運動はやがて近隣アラブ諸国へ広がり,2011年にアラブの春へと発展。
エジプトでは30年続いたムバーラク政権, リビアでは42年続いたカダフィ政権が崩壊する。
他にもサウジアラビアやモロッコ・イラク・アルジェリアでも同様の民主化運動が活発化し,
この動きはシリアへも広がる。
シリアではアサド大統領による独裁政権が40年にも渡って続いたために,国民は長年社会経済への不満を抱く。
そして2011年,アラブの春を皮切りにシリアでも抗議運動が始まる。
この中心となったのが政権から虐げられていたスンニ派の人々だ。
スンニ派を中心とした抗議運動はシリア全土に広がり,シーア派を主とするアサド政権政府軍とスンニ派を主とする
反政府軍との間で内戦へと発展した。
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