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​〟原発に関しての記載

日本で初めての商業用原発の誕生

当時の日本には,まだ原子力発電(原発)を建設するノウハウがなかった。そこで,米国や英国などに協力を仰ぎ,

原発の開発が進められた。また,当時の先端技術であった原発を,民間企業のみで開設するのは難しかったから,

国も協力して「日本原子力発電株式会社日本原電)」という会社が設立された。
そして1966年,日本で初めてとなる商業用原発として,日本原電の東海発電所が,茨城県那珂郡東海村に建設され,運転を開始した。

これは英国から導入された「黒鉛減速ガス冷却炉」と呼ばれる方式で,核分裂によって放出される中性子の速度を黒鉛によって

下げるしくみである。
この運転開始により,原発に関する日本への技術移転が始まり,徐々に国産の原発が開発されていくこととなる。

東京電力 福島第1原子力発電所の事故。

東京電力福島第1原子力発電所は,15.5mの津波襲来を受け,海抜10mの敷地が浸水。

非常用の発電機など全ての電源を喪失して原子炉を冷やす機能を失った。頑丈な建屋が吹き飛ばされる水素爆発が相次ぎ,

大気中に放射性物質が飛散した。

過去のチェルノブイリ原発やスリーマイル島原発の事故と比較しても,福島第1原発事故による避難者数は最多。

福島の事故処理費用が80兆円を上回るという民間試算もあり,被害総額も最多となる可能性がある。

東京電力福島第一原子力発電所2号機で,原子炉建屋の屋上にたまった汚染水が排水路を通って海に流出していた問題が明らかに成った。福島県いわき市で地元の漁協の組合長会議が開かれ,組合長からは「東京電力と漁業者との信頼関係が崩れた」などの

批判が相次いだ。
この問題は,福島第一原発2号機の原子炉建屋の屋上で比較的に高い濃度の汚染された雨水がたまっているのが見つかり,

雨どいを通じて排水路に流れ込み,港外の海に流れ出していたものです。

東電との信頼関係崩れた」と話すのは,福島県漁連の野崎哲会長である。

海への汚染水の流出は,われわれ漁業者にとって非常に重要な問題であり,知らされていなかったことで,

これまで廃炉のためにと協力してきた,我われと東京電力との信頼関係が崩れたと思う。
建屋の周辺からくみ上げた地下水を浄化して海に流す計画は信頼関係があって初めて実施できる事であり,今回の問題で不信感を

抱いたままでは見通しは立たない。国や東京電力には,しっかりとした対応を求めていきたい」との内容である。

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全国の原発などで保管されている使用済み核燃料は,1万9000トンに及ぶ。
原子力発電を今後も進めるのか脱原発へ向かうかは意見が分かれる。
いずれにしてもこれまでの発電で発生した核燃料の廃棄物は,しっかりと処理しなくてはならない。
テロや原子力関連施設が外国からの攻撃対象になる事を考えると,各原発に分散して保管するのはリスクだと思う。
安全な廃棄場所を整備するのは国の責務ではないのか。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中でロシアが日本に攻め込んでくる可能性について
どのように考えているのか?また日本のエネルギーの自立のために、増やすべきなのは原子力発電なのか,
再生可能エネルギーなのか?
札幌地裁・泊原発の運転差し止め命令

北海道電力泊原発1~3号機で事故が起きれば生命や身体の安全が脅かされる。道内の住民ら約1200人が北海道電に

廃炉や運転差し止めを求めた訴訟の判決が札幌地裁であり,谷口哲也裁判長は北海道電に運転差し止めを命じた。

廃炉については住民側の請求を退けた。

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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻では,稼働中の原子力発電所が武力攻撃を受けるという事態に見舞われた。

 原子力施設への攻撃のリスクにどう対応すればいいのか。

ザポリッジャ原発には加圧水型原子炉6基があり,放射性廃棄物も貯蔵されている。

ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは,ロシア軍が発射したミサイルが,原子炉建屋から約300メートルに着弾し,爆発した。

原子炉3基に異常はなく,運転を続けている。

ロシア軍が占拠するザポリージャ原発でも砲撃が相次ぎ,原子力事故の懸念が高まる。

ゼレンスキー大統領は19日,「ロシアが世界を再び危険にさらしている」と非難❕❕

ロシアによる軍事侵攻は新たな段階に入ったという事か❕?ウクライナ側は2度目の停戦交渉の後,

南部にある原子力発電所に「ロシアから砲撃があった」と公表。危機はヨーロッパ,そして全世界に広がっている。

 ウクライナは,原発がロシア軍の砲撃を受け,施設で火災が発生したと発表。ただ火は消し止められたという事だ。

IAEA=国際原子力機関はウクライナからの報告として「原発の放射線レベルに変化は報告されていない。重要な設備に影響はない

としている。ザポロジエ原発はヨーロッパ最大級の原発とされ,ゼレンスキー大統領は危機感をあらわに。

ウクライナ ゼレンスキー大統領 「ウクライナには15の原子炉があり,もし爆発すれば,ヨーロッパの終わり」だと発言。

プーチン大統領が消えなければ,世界が安心できない状況だ。

2001年に航空機を使ってニューヨークの高層ビルに衝突させた「9・11」に始まり,
先月パリで発生した同時多発テロでは,武装したテロリストにより約130人が殺害されるなど,
テロの時代」とも称される今世紀。
東京電力福島第1原発事故を教訓に策定された世界最高水準とされる新規制基準をクリアした日本の原発は、
テロに勝つことができるのだろうか-?
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