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"天武天皇"に関して記載
7世紀後半における天武天皇の執政期間中に、日本の中央集権体制が確立されると共に、
『日本に大きな影響を与える2つの大事が行われた』のである。
1つ目は『現在にまで繋がる天皇制度の開始』だ。
同天皇以前の日本は、中国の君臣制度に学んだ政治制度を採用しており、臣下が常に大王(おおきみ)の
政策決定に影響を与えてきたと紹介。
それが同天皇によって専制政治が行われ、中央集権体制が確立すると共に、天皇の称号が用いられる様に成った。
2つ目は、675年に肉食禁止令を出した事である。
記事は、仏教を信奉していた同天皇が『肉食禁止令』を出し、肉食や殺生を禁じたと紹介。
日本では、これ以後、1200年に亘って肉を食べない歴史が始まったとした他~、
これにより日本人の栄養は著しく不足し,平均身長が低くなり,名実ともに『小日本』に成ったのであると伝えている。
更に、明治に入って、西洋人との体格差を痛感した政府が肉食を解禁したものの、
1世代で国民の身長は高くなる筈もなく、
『こう日戦争期まで、日本の兵士の平均身長は中国兵士より10センチメートル低かった』らしい。
そして、全ての日本人が1200年間、全く獣肉を食べなかった訳ではない。
ただ、肉食が宗教的なタブーとして日本人の精神に深く根差し、肉食を目的とした家畜の飼育が、
明治時代まで発展しなかった事は間違いなさそうだ。
同天皇が出した禁令は確かに家畜業が非常に盛んで、大いに豚などの肉が食されてきた中国大陸とは、
異なる道を歩む切っ掛けに成ったと言えそうだ。<資料からの抜粋>
<再度見る>
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